2021/07/21
アトラスコプコのHiLight V5+ライトタワーは、インドのカシミール渓谷におけるゾジラトンネルプロジェクトで電力を供給しています。14.2 kmにおよぶこの長い道路トンネルは、アジア最大級のトンネルで、スリナガル渓谷とレーを結ぶ予定です。完成すると安全な移動が可能になり、移動時間が3時間から15分に短縮されます。
現場で使用されているアトラスコプコのHiLight V5+
ゾジラトンネルは丘陵地帯にあり、モンスーン被害のリスクを低減するために、期限厳守で作業を完了させる必要があります。アトラスコプコのライトタワーは、昼夜を問わず、信頼性、効率性、安全性の高い照明用電力を絶えず提供しています。このプロジェクトのライトタワーを選択するに当たり、Megha Engineering and Infrastructure Ltd.社は、厳しい作業環境での照明範囲、燃料消費量、耐久性に加え、運用コスト、信頼性、容易な保守が重要な条件の一部であるとのアドバイスを受け、それらが検討・調査されました。「長年にわたるビジネス関係もあり、HiLight V5+は試用後、この重要なトンネル延長プロジェクトに最適なライトタワーであると判明しました」と、アトラスコプコのテリトリーマネジャーであるスレッシュ・ランジャンは述べています。
さらに、Megha Engineering and Infrastructure Ltd.社は、HiLight V5+ライトタワーが、その安定性と堅牢性により、80 km/h超の風速にも耐えられることをすでに経験から知っています。まさにこれこそが、そのような過酷な環境に理想的な機械として選ばれた理由です。「これまでのプロジェクトで、アトラスコプコのサービス範囲とチームの専門知識は、遠隔地でも非常に役立つことがわかっています。そしてこの種のプロジェクトでは、サービスサポートを最優先することが重要です」と、Megha Engineering and Infrastructure Ltd.社のCAPEX担当ゼネラルマネジャーのパドマナブハン氏は述べています。
HiLight V5+ライトタワーのLEDランプは、高い燃料効率、幅広い照射範囲、耐久性、長寿命を実現するものと確信しています。アトラスコプコは、これまで経験したあらゆるプロジェクトと同様に、当社の要件に応える適切なソリューションを確実にもたらしてくれます。
ゾジラトンネルの建設現場で使用されているHiLight V5+
作業現場は、電源、輸送、接続サービスへのアクセスが最小限しか得られない、隔離された場所にあります。温度が-2℃、海抜が2,000フィートの場所では、ライトタワーの試運転と整備には、精度とスキルが必要です。低温かつ低酸素である厳しい山岳地帯の環境では、15分間の肉体労働が地上での1時間の作業に相当します。「適切な技術的スキルと継続的なトレーニングにより、当社のサービスチームは4~5時間以内に渓谷での試運転を管理できます」と、アトラスコプコの地域サービスマネジャー、マレー・ベヘラは述べています。「このような非常に厳しい環境では、道路と通路が1~2メートルの厚い氷の層で完全に覆われているため、ライトタワーは期待どおりの照射範囲と電力を提供する必要があります。この美しい現場に高らかにライトタワーが設置されているのを見ると、誇らしく思います」
