2021/04/20
電気、通信、行政および採鉱分野における高度な複合ターンキープロジェクトのスペシャリストであるRaylex社は、水力発電プロジェクトの一環として自律無線通信システムを開発する必要に迫られた際、アトラスコプコの動力・フロー部門にソリューションを依頼しました。
Raylex社は、チリのロスコンドレス、マウレ川流域において、大手電力会社であるEnel Generación社に、水力発電所を納入する依頼を受けていました。この開発は、約150 MWの設置電力容量を持つ流れ込み式水力発電所を建設するというものでした。
孤立した場所には利用できる系統電力がなく、冬季の厳しい天候により、年間のかなりの期間は建設予定地へのアクセスも不可能でした。そのため、Raylex社には、年1度の保守だけで実質的な管理が不要な、信頼性の高い自律無線通信システムが必要でした。
我々のプロジェクトには、クリエイティブ、効率的、そしてフレキシブルなソリューションが必要です。アトラスコプコはこの点において戦略的なパートナーです。何年もの間、我々は協力してお客様のニーズに応えるベストなカスタムメイドソリューションを設計してきました。アイデアの着想からプロジェクトの実行まで、アトラスコプコのチームはプロセス全体に関わり、その成功に極めて重要な役割を果たしています。彼らはハイブリッド発電が抱える課題を理解し、我々と協力して、今日の業界のベンチマークとして使われているカスタマイズシステムを作り上げました。
このプロジェクトにおいてRaylex社の信頼を得られたことは、非常に光栄です。お客様に正しいソリューションをお届けするには、お客様のニーズを理解する必要があります。今回の場合、孤立した場所、過酷な気象条件、送電網の欠如などの複合的な課題を熟慮した上で、Raylexプロジェクトに正しい発電機を選択しました。QESシリーズは理想的な選択肢です。複数のカスタマイズオプションが利用できるため極めて用途が広く、要求される高レベルの性能を満たす機能を提供してくれます。