アトラスコプコレンタル、中国の原子力発電所でタービン冷却時間を短縮してメンテナンス時間を最適化

中国広東省、2017年1月:アトラスコプコレンタルが陽江核電有限公司に、スチームタービンの急速冷却を支援するためPTS 3台を納入しました。

原子力発電所のメンテナンス作業では、スチームタービンの冷却が最も時間を要する工程の1つです。総メンテナンス時間は、短ければ短いほどその運転に与える経済的影響が小さくなるため、非常に重要です。よって、できるだけ短い時間で安全にタービンを冷却する方法を見つけることが、世界中の原子力発電所にとって成否を決める重要な要素の1つであるといえます。陽江原子力発電所は中国広東省にあり、第11次5カ年計画のエネルギー関連大型プロジェクトの1つです。最終的に、1,000メガワットCPR-1000加圧水型原子炉(PWR)を6基備える発電所になる予定です。発電所の商業運転は2014年3月に開始されました。CPR-1000は、大亜湾原子力発電所にあるフランスのアレヴァ社設計のPWRを元に中国が開発した原子炉です。陽江原子力発電所は、中国国内の原子力産業開発における第一歩です。最初の転期は2016年の初めに訪れました。中国広核集団の専門家が発電所に対し、冷却速度を上げてスチームタービンの冷却時間を短くするために、圧縮空気の使用を提言したのです。しかし、これは大変な難題でした。今までに使用されたことのない方式だったからです。この新たな方式では圧縮空気が重要な要因であり、それが冷却の結果に影響を与え、プロジェクトの成否も左右します。冷却工程の間、圧縮空気の流れを安定させる必要があるのと同時に、温度と圧力下露点をお客様の指定と完全に一致させなければなりません。これらの要因の内1つでも満たせないと、冷却速度がきわめて遅くなるだけでなく、タービンにも損傷が生じてしまいます。数回の技術会議を経て入念な検討が重ねられた後、陽江原子力発電所はこのプロジェクトでアトラスコプコレンタルと組むことを決定しました。そして当社は、これらの要件を満たして冷却時間を可能な限り最短にできるオーダーメイドのソリューションを開発しました。

お客様からの情報を踏まえ、アトラスコプコレンタルは、以下から成るトータルソリューションを提供しました。

設置の準備が整うと、当社の現場エンジニアがすべての機器を徹底的に検査、テストし、流量、圧力下露点なども確認しました。供給された圧縮空気について、お客様にも大変満足していただけました。このプロジェクトは大成功を収めました。実際の冷却時間は想定よりもはるかに短くなり、これはお客様の期待を大きく上回るものでした。プロジェクトエンジニアのイー・ハイウェイ氏は次のように説明します。「私たちにとって、アトラスコプコレンタルとの提携は良い選択でした。機器の性能が素晴らしいのはもちろん、スタッフも非常に専門的で知識豊富です。今回のプロジェクトをはじめとして、今後も長くパートナーとして、さらなるプロジェクトに取り組んでいきたいと考えています。」

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

アトラスコプコ は、サステイナブルな生産性ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループでは、革新的なコンプレッサ、真空ソリューションと空気処理システム、土木鉱山機械、動力ツールとアセンブリシステムをお客様にお届けしています。アトラスコプコでは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、エルゴノミクスを重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2015年のアトラスコプコの総売上は1,020億スウェーデンクローネ(110億ユーロ)に達し、従業員は43,000名を超えています。スペシャルティレンタル は、アトラスコプコの建設機械事業エリアの一部門です。世界各地の産業分野の顧客に、エアコンプレッサおよび電源用発電機のレンタルソリューションを提供しています。特殊製品レンタルサービスは、複数のブランド名で提供されます。部門本部は、米国ヒューストンにあります。