日本の化学製品メーカー、花王グループが年間52トンのディーゼルオイルを節約しました。

日本最大の消費者向け化学製品メーカーである花王グループは環境保護に取り組んでおり、開発および生産工程のすべてにおいて環境保護を実行しています。エネルギー消費量を最低に抑えるために同社が採用したアトラスコプコの機器は、ISO 8573-1 Class 0認定を取得した純度100%のクリーンなエアを供給し、花王のエネルギー効率を高めています。

化学および石油化学 エネルギー回収ソリューション オイルフリーコンプレッサ Class 0 制御およびモニタリング

花王グループの上海花王ミンハン工場(上海花王)が1996年に稼働を開始して以来、数台のオイルフリースクリュコンプレッサが導入され、さまざまな生産ラインに圧縮空気を供給してきました。近頃、同社はアトラスコプコのZRオイルフリースクリュコンプレッサを新たに5台購入しました。その内訳は、ZR110が2台、ZR75が2台、ZR90 VSD(可変速駆動)コンプレッサが1台です。

熱回収ユニットで年間52トンのディーゼルオイルを節約

上海花王は、エアコンプレッサのエネルギー消費量も厳重に監視しています。同社は、消費電力がコンプレッサのライフサイクルコストの75%以上を占めることがわかると、熱回収を活用して生産工程で使用する水を加熱することを検討し始めました。
エアコンプレッサで使用される94%もの電力が熱に変換され、圧縮工程で放射により失われてしまいます。残りの6%は圧縮空気の熱損失に変換されます。そのため、適切に設計された熱回収ユニットがあれば、この熱エネルギーの最大94%を回収して、空気や水を加熱できます(最高90℃)。予熱した温水をアプリケーションプロセスで使用して、従来のエネルギー使用を削減できます。
花王では、充填工程で温度80℃の純水を使用しています。同社ではそれまでディーゼルボイラを使用して純水を加熱していました。熱回収装置を2台のZR110コンプレッサに組み込んで以来、この充填工程の純水を40℃に予熱できるようになりました。その結果、花王は年間52トンのディーゼルオイルを節約できると見込んでいます。

ES台数御装置が最適のコンプレッサパフォーマンスを実現します

上海花王から出された他の要請に対応するため、アトラスコプコが推奨したのはES台数御装置でした。ES台数御装置を使用すると、複数のコンプレッサを1つの場所から同時に監視できるようになります。これにより、花王では製造中の性能を最適化することができ、エネルギー節約、メンテナンス数、停止時間の低減、生産効率の向上、製品品質の向上を実現することができます。

年次のエネルギー診断で最大30%の省エネを実現

サービスチームは、年次のエネルギー診断など、最適化されたサービス製品も提供しています。これにより、花王は最大30%の省エネを実現。すべての機器が最大の効率と最小限のコストで稼働できるようになりました。

“ますます多くのお客様が、ライフサイクルコストに着目し始め、省エネとCO2排出削減のメリットを社内で得たいと考えるようになっています。省エネとCO2排出量削減はアトラスコプコの最優先事項です。当社はサステイナブルなソリューションを提供し、お客様の要望にお応えすることに努めています。”