Schwarzwald-Sprudel社はオイルフリーコンプレッサを採用して省エネを実現しました。

ヴィルトベルク(ドイツ)のSchwarzwald-Sprudel社は、コンパクトなアトラスコプココンプレッサとブースタを省エネ型VSDオプションと組み合わせて活用し、極めて効率的に圧縮空気を生産、使用しています。現在この工場では約60人が働いており、2本のボトル製造ラインで、容量0.5、0.75、1.5リットルのペットボトルを年間約1億6,000万本製造しています。ポリエチレンテレフタレート(通称PET)製のプリフォームは、延伸ブロー成形法により飲料ボトルに成形されますが、この時、高圧の圧縮空気が大量に必要となります。

オイルフリーコンプレッサ Class 0 PET産業

オイルフリーの圧縮空気を確実に供給します

Pet bottling line at Schwarzwaldsprudel, Wildberg, Germany?

Schwarzwald-Sprudel社のPET製造ライン

ヴィルドベルグのSchwarzwald-Sprudel社では、3台のZRスクリュコンプレッサで圧縮空気を供給していますが、その内2台は速度調整(VSD — インバータ駆動)機で、このほかにも2台の速度調整式高圧オイルフリーエアブースタが設置されています。以上のコンポーネントから、2本のボトル製造ラインへ圧縮空気が供給されます。全機を一斉に運転することはありませんが、それでも工場の電力出力は約1,000 kWに設定されています。このことからも、システム規模がいかに大きいかがわかります。
延伸ブロー成形工程では、まずスクリュコンプレッサで空気を約8.5 barに圧縮し、その後、さらにブースタで29 barまで昇圧します。
圧縮空気の生成にはすべてオイルフリーの装置が使われています。たとえば、DN160ブースタピストンコンプレッサとZRスクリュコンプレッサはいずれもISO 8573-1, Class 0(2010)に適合するオイルフリーの圧縮空気を供給しています。


熱回収によるサステイナブルなエネルギー管理

ドイツ、Schwarzwald-Sprudel社の工場長、ベルンハルト・グリーザウ氏

“冬を挟んだ6か月間は、主に新しく導入したZR250VSDFFと熱回収システムを併せて運転し、加熱を要する作業で熱を最大限に再利用できるようにしています。”

Bernhard Griesau, 工場長

圧縮空気システム全体を省エネ型ES 130システムが、各コンプレッサ(特に速度調整式のコンプレッサ)が最大限最適の運転ポイントで作動するように制御します。速度調整を意味するVSDの文字に加え、FF(フルフィーチャ)は、工場出荷時に圧縮空気処理機器から熱回収用まで、主要コンポーネントがすべて組み込まれており、接続が徹底的に単純化されています。

サステイナブルなエネルギー管理を可能にする熱回収

Schwarzwald-Sprudel社のコンプレッサ設備

Schwarzwald-Sprudel社のコンプレッサ設備

熱回収は、サステイナブルなエネルギー管理戦略の一端を担うものです。圧縮過程でコンプレッサに吸収された電力が熱に変換されます。この熱のほぼすべてが回収され、水の加熱に利用されます。
「当社では、回収した熱を主に館内の暖房に利用するとともに、一部は工程で使用する水の加熱に利用しています」と、グリーザウ氏は述べています。
圧縮空気生成システムのアフターサービスについては、Schwarzwald-Sprudel社はアトラスコプコとプレミアムメンテナンス契約を結んでいます。これには、必要な点検とメンテナンスに加えて、全体的なオーバーホールを含む、あらゆる故障時の無償修理が含まれています。