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志貴野メッキ株式会社様 導入事例 

最新インバーターコンプレッサーと排熱回収システムで
電力消費削減と生産効率アップを実現

~エア吐出量と排熱回収システムERが決め手。導入後の省エネ効果を検証~

志貴野メッキ様


志貴野メッキ株式会社
技術部 設備課 課長 高橋 雅 様

記事要約
  • 導入企業:志貴野メッキ株式会社(富山県射水市)
    1948年創業。高いメッキ成形技術で世界をリードする。環境保全にも取り組む。
  • 導入背景
    老朽化した37kWコンプレッサーの更新にあたり、省エネと電気代削減を重視し、空気需要に最適な機種の選定が課題となった。
  • アトラスコプコを選んだ理由
    無料省エネ診断により、より小型の22kW機でも十分にカバーできることが分かり、吐出空気量の多さや排熱回収による温水利用、コンパクトな縦型設計による省スペース化など、省エネ・コスト削減・設置効率の面で優位性が高かったことが選定の決め手。
  • 導入効果
    22kW機への更新で電力コストを削減し、排熱回収によりガス使用量の低減も期待される。軽量配管と高性能フィルターの導入で、安定供給と設置効率も向上。
  • 今後の展望
    ・予備機の小型化を含め、さらなる省エネとコスト削減を検討中 ・アトラスコプコの国内対応力に満足しており、今後も信頼できるパートナーとして期待。


半導体パッケージなど、メッキ形成技術で世界をリードする志貴野メッキ株式会社は、1948年富山県で創業。高い技術力でエレクトロニクス産業を支え、これまで長年の経験と革新的なアプローチで市場を牽引してきました。
同時に環境に優しい企業として、地域社会の環境保全にも貢献しています。

■ 導入背景

志貴野メッキ株式会社では、既存の37kWのエアコンプレッサーが老朽化し、設備の更新が必要になっていました。特に、省エネ・電気代節約の観点から、需要空気量に適正なコンプレッサー機器選定が求められていました。

 

志貴野メッキ株式会社 技術部 設備課 課長 高橋 雅 様は、

アトラスコプコの無料省エネ診断を行った結果、アトラスコプコの給油式インバーターコンプレッサーGA VSDsは吐出空気量が大きいため、37kWではなく、22kWで十分カバーできると判明しました。これにより、電力コスト削減の可能性が明確になり、購入の決め手となりました。」と、アトラスコプコ製品を選んだ理由をお話下さいました。

 

 

<無料省エネ診断AIRchitect 結果>

 

 

Before

既存のインバーターコンプレッサー37kW

Before 検証結果

After

アトラスコプコ GA 22VSDs(22kW)をメイン稼働、既存37kWを補助稼働

After 検証結果

■ アトラスコプコを選んだ理由

他社製品と性能を比較検討した結果、アトラスコプコのGA 22VSDs (22kW インバーター機ドライヤ付) が採用され、また、採用コンプレッサーにはエナジーリカバリー(ER)が内蔵されています。採用の理由となったのは以下の点です。

 

  1.  最適なマシン選定でコストダウン:37kWから22kWへサイズダウンし、電気代削減効果。実測データで電気代削減効果を導入前に確認することができた。
  2. エア吐出量: 他社と比較してkWあたりの吐出空気量が大きく、サイズダウンしても必要なエア供給力を十分に満たせる性能。
  3. ER内蔵: 排熱を利用した温水供給で、さらなる省エネ、ガス代の削減が実現。
  4. 省スペース設計: コンパクトなたて型デザインで設置場所の効率化。

 

導入効果

GA 22VSDs ER内蔵型の導入後、同社では省エネ効果を実感しています。

「37kWの代わりにアトラスコプコの GA VSDs 22kWを導入することで、年間で約23%の電力削減が可能という試算が出ており、実際、設置後に稼働を始めたところ、その通りの省エネ効果を実感しています。」と、同社 高橋 様
←コンプレッサー内蔵ER
志貴野メッキ
同社 技術部 次長 宮本 佳幸 様は、 「kW数あたりのエア吐出量が他社よりも大きく22kWで充分カバーできるというエビデンスがあり、電気代削減メリットが大きいと感じました。たて型設計により場所を取らず、コンプレッサー室のスペースにもマッチします。 また、ER(エナジーリカバリー)機能によって回収した排熱は、ボイラーでのスチーム生成用の温水供給に活用する予定です。冷たい水よりも、コンプレッサーで再生される温水をボイラーに使うことで、ボイラーのガス使用量が削減され、さらなるコスト削減が期待できます。」と、当社製品の性能を評価、ERの利用でさらなる省エネを期待しています。

ボイラーのスチームは生産工程中、メッキの薬品加温や湯銭洗浄に使用されています。

 

エナジーリカバリーERの使用例:

CT II ER使用例

■ コンプレッサー周辺機器の導入

配管システム「エアネット」と、「ラインフィルターUD+」を合わせて導入し、エア供給が安定しています。エアネットは軽くて設置作業もスムーズだったとの事です。

airnet

■ 今後の展望

志貴野メッキ株式会社では、省エネとコスト削減を軸に、さらなる生産効率の向上を目指しています。もう1台の37kWの予備機がオーバースペックになってきたので、小型化を含め、引き続きコスト削減に向けて最適なソリューションを検討していくとのことです。

 

「アトラスコプコの国内対応力にも満足しています。今後も信頼できるパートナーとして期待しています。」と、宮本様からお言葉をいただきました。

 

アトラスコプコは、これからもお客様の課題解決に寄り添い、最適なご提案を提供してまいります。

 

 

-------------------------会社紹介-------------------------------

志貴野メッキ株式会社

所在地           富山県射水市新堀30番地2

創業                昭和 9月23日

設立            昭和53年2月23日

代表取締役会長 宮本 和子
代表取締役社長 宮本 幸男

従業員数      77名

お問合せ先  TEL 0766-86-3388 / FAX 0766-86-3447 / E-mail shikino@shikino.com

公式Web    http://www.shikino.com/

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