HB 10000油圧ブレーカがサウジアラビアでデビュー

世界で最も大型のシリアル油圧ブレーカの大口注文

最近サウジアラビアで、中東初のアトラスコプコHB 10000油圧ブレーカの注文を受けました。販売されている中では世界最大サイズの油圧ブレーカであるアトラスコプコのHB 10000を中東で最初に使用する恩恵を享受するのは、サウジアラビア、ダーマンにあるEastern Province Cement Company(EPCC)社です。10トンもの重量でシングル打撃エネルギーは16,000ジュールであり、1分間に最大380回の割合で打ち込めるので、Komatsu PC 1250採掘機に搭載すればHB 10000は相当な打撃力を得られます。総合的に見て、16,000ジュールは760トンの重量に相当し、エアバスA380機の着陸圧力以上の力が毎分380回繰り返されることになります。HB 10000ブレーカは、採石場のダム形成で実施される硬い石灰岩鉱床の一次破砕用に使用されます。現場は苛酷な条件であるばかりでなく周囲温度が51℃にもなる厳しい温度環境です。「HB 10000はEPCC社の一次砕石用途に対して理想的なソリューションを提供しています。この破砕機では威力と効率が融合して実質的な運転コスト削減が実現されており、コスト効果の高さでは比類ない一次破砕用生産機械となっています」とアトラスコプココンストラクションツール事業部の地域ビジネスラインマネジャーのフィアズ・ガニー氏は語っています。EPCC社は1982年に設立された会社で、クリンカーおよびセメントを国内向けおよび輸出向けに生産している、サウジアラビア随一のセメント会社です。

“このタイプの鉱床では非常に硬い岩石に直面し、従来のドーザーでは生産性が低下しますが、油圧ブレーカでは1トンあたりのコストが低下します”

Shafeek Ahmed, EPCC社の鉱山監督者

HB 10000は、高い出力対重量比と内蔵のエネルギー回収機能により非常にコスト効率のよい製品となっています。重量が軽くなり効率が高くなるということは、最大衝撃性能は維持しつつキャリアからの油圧入力値が小さくてすむということです。このためより小型のキャリアを使用すればよく、大幅な投資コスト削減になります。事実HB10000は85~140トン級のキャリアで作動可能です。油圧システムに要求される入力が小さくなるので、キャリアの燃料も少なくて済み運転コストをさらに削減できます。HB 10000の動力はオイルとガスの混合なので、キャリアの油圧オイル供給に対する依存度が低くなっています。このため衝撃エネルギーの70%がピストンアキュームレーターにより再生されるのでキャリアからの油圧オイル供給はわずか30%です。つまり内部制御弁は油圧入力をより大きい油圧出力に転換できます。

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