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アトラスコプコの8シリーズに発電機内蔵コンプレッサが新登場

アトラスコプコが受賞歴ある頑丈で軽量の8シリーズコンプレッサ系に新たな製品を加えたことを発表しました。XAS 88Gでは、信頼性の高い圧縮空気源に9 kVAの内蔵発電機が搭載されています。最新のコンセプトを採用しながら、従来の8シリーズ発電機搭載コンプレッサの特長を継承し、負荷需要に応じて燃料消費量を最適化するよう設計されています。

2023/07/24

この技術により、すべてのソケットと出口が稼働中でも、エンドユーザーは全シフトを通じて燃料を節約できます。発電機を内蔵するため、現場へ搬入する機器類がごくわずかで済み、常に電力を確保できるため、多数の用途で高い価値を実現します。

Hendrik Timmermans , アトラスコプコポータブルエア部門副社長

この製品は容易な始動と優れた安全性が特徴で、世界各地の建設現場や作業現場で使用できるよう設計されています。たとえば、始動モータ保護機能とアンチエアロックシステム機能を装備しているので、始動が簡単です。また安全性向上のため、バッテリ切断スイッチにITリレー機能が標準装備されており、追加のアース保護が不要です。XAS 88Gには、単相モードで100%の不平衡率を達成するオルタネータも装備され、ロータリスクリュコンプレッサエレメントは自由空気吐出量5 m3/min(175 cfm)時に7 bar(100 psi)の空気を生み出します。さらに、本機の動力源である省エネで静かなクボタの排出ガス制御エンジンの出力は、常用シャフトスピードで33 kWです。このため、エアツール3個と電動ツール2個を半同期モードで動かすことができ、空気供給量と出力パワーを現場のニーズに応じて選べます。XAS 88Gポータブルコンプレッサには2種類の発電機出力オプションをご用意しており、使用する地域に応じてお選びいただきます。230/400 Vバージョンには、それぞれ3個の耐侯電源ソケット(400V 16A x 2、230V 16A x 1)と4P 13Aサーキットブレーカが付いています。110 Vバージョンには、3個の電源ソケット( 110V 63A x 1、110V 32A x 1、110V 16A x 1)と2P 63Aサーキットブレーカが付いています。現場での移動と輸送時の利便性を高めるため、コンパクトな本体にはフェールセーフの吊り上げビームが装備されています。このビームは本体重量で4回の試験を通過しています。さらに重量は750 kgと同等機に比べて最大100 kg軽量です。このシリーズの全製品と同様、新製品のXAS 88GはTIN12適合で、電動ツールなどの装置を保護します。また、発電機ベルトのメンテナンス間隔は2000時間で、最低2年間はトラブルなく運転いただけます。主要な構成部品はすべて頑丈なHardHat®ヒンジ付きキャノピ内に収納されており、容易にアクセスできます。さらに本機とお客様投資を保護するのが漏れ防止フレーム、シングルシートスチール、溶接なしの車台構造、3層塗装の耐腐食性システムです。8シリーズでは、サービスが1時間以内で完了し、平均で2年に一度の間隔です。XAS 88Gのほか、8シリーズには2つの発電機搭載コンプレッサがあります。XAS 48Gは自由空気吐出量2.5m3/min(90 cfm)、XAS 68Gは3.5m3/min(125 cfm)です。どちらのモデルもコンプレッサプラス発電機同時モードで運転できます。そのため、空気と電力の両方で同時に最適な容量で運転できます。

ポータブルエアコンプレッサ

アトラスコプコのけん引型エアコンプレッサシリーズは、必要なときすぐに使うことができ、どこにでも移動できます。

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