Tesla社にツールを供給

持続可能な輸送手段への移行を世界的に加速させることがTesla社の使命であるならば、アトラスコプコの使命は電気自動車の効率的な組み立てラインを実現することにあります。Teslaの自動車の重要なねじ部品はすべてアトラスコプコのツールで組み立てられています。

2018/02/06

Teslaは米国の他の自動車メーカーとは異なり、電気自動車を専門に製造するメーカーです。そして、これらの電気自動車の製造は、フォード、クライスラー、GMのビッグ3が拠点を置く自動車の街デトロイトが中心ではありません。環境に優しい新しい自動車は、シリコンバレーで生まれて成長しています。

車のシャーシを見るとさらに違いが分かります。数百の稼働部品で構成される従来のガソリン燃料エンジンと異なり、Tesla車の電動モータはロータが1つだけです。これにより瞬時の加速を可能にしています。

驚くほどの速さ

“Model Sは、「Ludicrous」モードの0-60マイル/時加速が2.8秒と、市場最速のセダンです。”

Elvis Jagat, アトラスコプコ、Atlas Copco事業開発マネジャー
アトラスコプコのTensor STBツールのその他の用途。

アトラスコプコのTensor STBツールのその他の用途

ジャガットは2012年にフラッグシップモデルとなるModel Sを立ち上げて以来、Tesla社で仕事をしています。このモデルは、85キロワット時のバッテリパックを搭載し、公式航続距離は426 kmです。カリフォルニアは自動車製造になじみの薄い地域です。テクノロジーを主体とするシリコンバレーは、車の組み立てに関する知識が限られ、彼によるとTeslaはその理解のために戦略パートナーのアトラスコプコをすっかり頼りにしていると言います。Model Sの立ち上げでは、アトラスコプコは自動車を締付けるツールシステムの主要サプライヤとなりました。「入社した時、Teslaは製造プロセスの立ち上げ段階にあり、サポートが成功の鍵でした」とジャガットは言います。効率的で円滑な組み立てラインを作るために密接に連携する中で、アトラスコプコの組み立てツールが競合製品よりも信頼性に優れていることが分かりました。2014年以降、アトラスコプコは組み立てに使用する重要なジョイントツールを100%、主要部品以外のファスナーの90%以上供給しています。工場の約85%はアトラスコプコのSTBバッテリシリーズを使用しています。現在では、8名のアトラスコプコサービスエンジニアが常駐し、生産プロセスのすべてのステップでツールを円滑に使用できるようにしています。

頑丈なツール

“アトラスコプコのツールシステムは、燃焼エンジンではない、すべての駆動装置と車両のすべての電子装置の組み立てに使われ、17インチタッチスクリーンからModel Sを駆動するホイール、回路基板のすべてのコネクタは言うまでもなく、ラボでのすべてのジョイントのテストにまで使用されます。”

Elvis Jagat, アトラスコプコ、Atlas Copco事業開発マネジャー

電気自動車産業では、クラスAジョイントの品質管理のため、高度な電動ツールシステムが使用されます。Aジョイントに不具合があると、運転手はもちろん、同乗者や車自体にも影響することから、最高水準の品質が求められます。

「車に使用される主要ジョイントは200以上にのぼり、そのすべてに100%のトレーサビリティの保証を必要としています。」とジャガットは言います。「トルク、角度、結果のほか、締付けた日付と時間まで、Power Focus/Power­Macsシステムブランドのツールで作られたすべてのジョイントの情報がToolsNETシステムに保管されます。」

最新のModel Xを含め、Teslaは2015年に約50,000台を販売しました。

“「Teslaはともに成長するパートナーです。」とジャガットは言います。「Teslaが年間15,000台から50,000台を製造するまで一緒に歩んできました。アトラスコプコはグローバルサプライヤであり、Teslaがどこで生産を開始しても、地域や国を問わず同じソリューションを提供できます。このパートナーシップで、50,000台から年間100,000台を製造するまで、 すべてのプロセスでともに成長していきます。」”

Elvis Jagat, アトラスコプコ、Atlas Copco事業開発マネジャー

Teslaは現行のModel SとModel Xの生産を増やすとともに、さらには一般向けを対象に新型車を導入する計画です。

Tesla社について

Tesla Motorsは2003年、米国シリコンバレーのエンジニアグループにより、電気自動車がガソリン車よりも優れていることを証明することを目指して創設されました。Tesla Roadsterは初の完全電気駆動スポーツカーで、2008年から2012年までに2,400台が生産されました。2012年の世界初となるEVセダンのModel Sは、フラットなバッテリパックをシャーシに組み込み、乗員キャビンの下に配置することで低重心を実現しました。優れた足回りとハンドリングとともに、一回の充電で426 kmの航続を可能にしています。Model Xに続くModel Sは、クロスオーバーSUVです。