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Tesla社にツールを供給

持続可能な輸送手段への移行を世界的に加速させることがTesla社の使命であるならば、アトラスコプコの使命は電気自動車の効率的な組立ラインを実現することにあります。Tesla社の自動車の重要なねじ部品はすべてアトラスコプコのツールで取り付けられています。

2019/09/23

Tesla社は米国の他の自動車メーカーとは違って、電気自動車を専門に製造するメーカーです。そして、これらの電気自動車を製造しているのは、フォード、クライスラー、GMなど、従来のビッグ3が拠点を置く自動車の街デトロイトではありません。環境に優しい新しい自動車は、シリコンバレーで開発、製造されています。

車のシャーシを見るとさらに違いが分かります。数百の可動部品で構成される従来のガソリン燃焼エンジンと異なり、Tesla車の電動モータにはロータが1つあるだけです。これが瞬間的な加速を可能にしています。

驚くほどの速さ

Model Sは、「Ludicrous」モードの0-60マイル/時加速が2.8秒と、市場最速のセダンです。

Elvis Jagat , アトラスコプコ事業開発マネジャー
アトラスコプコのTensor STBツールのその他の用途。

アトラスコプコのTensor STBツールのその他の用途。

ジャガット氏は2012年、フラッグシップモデルであるModel Sの販売開始以来、Tesla社で働いています。このモデルは、85 kW/hのバッテリパックを搭載し、航続可能距離は426 kmです。

カリフォルニアは自動車製造になじみの薄い地域であり、テクノロジーを主体とするシリコンバレーでは、自動車の組立に関する知識は限られています。ジャガット氏は、Tesla社は組立を理解するために、戦略パートナーであるアトラスコプコに完全に頼っていると言います。Model Sの販売開始以来、アトラスコプコは車両の締付ツールの主要サプライヤとなりました。

「私が入社したとき、Tesla社は製造プロセスの立ち上げ段階にあり、サポートが成功への鍵でした」と、ジャガット氏は語っています。

効率的で円滑な組立ラインを作るために密接に連携する中で、ジャガット氏は、アトラスコプコの組立ツールが競合製品よりも信頼性に優れていることをすぐに理解しました。2014年以降、アトラスコプコは組立に使用する重要なジョイントツールを100%、主要部品以外のファスナーの90%以上を供給しています。工場の約85%はアトラスコプコのSTBバッテリツールシリーズを使用しています。現在は、8名のアトラスコプコサービスエンジニアが現場に常駐しているおかげで、ツールが生産プロセスのすべての段階で円滑に稼働しています。

堅牢なツール

燃焼エンジンを搭載しないので、当社ツールはすべての駆動装置と車両のすべての電子装置の組立に使われ、17インチタッチスクリーンからModel Sを駆動するホイール、回路基板のすべてのコネクタは言うまでもなく、ラボでのすべてのジョイントのテストにまで使用されます。

Elvis Jagat , アトラスコプコ事業開発マネジャー

電気自動車産業では、すべてのクラスAジョイントの品質管理のため、高度に洗練された電動ツールが使われています。Aジョイントに不具合があると、ドライバはもちろんのこと周囲の人や車にも影響を及ぼす可能性があるため、最高水準の品質が求められます。

「車に使用される重要ジョイントは200以上あり、そのすべてに100%のトレーサビリティを確保しています」と、ジャガット氏は言います。「トルク、角度、結果だけでなくすべてのツーリングシステムの日付とタイムスタンプまで、Power Focus/Power­Macsシステムブランドのツールで作られたすべてのジョイントの情報が、toolsNETシステムに保管されます」

最新のModel Xを含め、Tesla社は2015年に約50,000台を製造しました。

「Tesla社はともに成長するパートナーです」とジャガットは述べます。「Tesla社が年間15,000台から50,000台を製造するようになるまで一緒に歩んできました。アトラスコプコはグローバルサプライヤであり、Tesla社がどこで生産を開始しても、地域や国を問わず同じソリューションを提供できます。このパートナーシップで、今後50,000台から年間100,000台を製造するようになるまで、すべてのプロセスでともに成長していきます」

Elvis Jagat , アトラスコプコ事業開発マネジャー

Tesla社は現行のModel SとModel Xの生産を増やすとともに、さらに一般向けアピールする新型車を導入する計画です。

Tesla社について

Tesla Motors社は2003年、米国シリコンバレーのエンジニアグループにより、電気自動車がガソリン車よりも優れていることを証明することを目指して創設されました。Tesla Roadsterは初の完全電気駆動スポーツカーで、2008年から2012年までに2,400台が生産されました。2012年の世界初となるEVセダンのModel Sは、フラットなバッテリパックをシャーシに組み込み、乗員キャビンの下に配置することで低重心を実現しました。優れたロードホールディングとハンドリングとともに、一回の充電で426 kmの航続を可能にしています。Model Xに続くModel Sは、クロスオーバーSUVです。