Google Chrome

Mozilla Firefox

Microsoft Edge

21世紀のアプローチ、シミュレータトレーニング

2015年1月19日

生産効率に対する要求がますます増え続けるのに伴い、鉱業における早期トレーニングの重要性もこれまでになく高まっています。アイルランドのBoliden Tara Mines社は、シミュレータトレーニングを採用することで、生産業務に支障を来すことなく効果的かつ安全なトレーニング方法の恩恵を受けている企業の1つです。

本稼働ドリルリグで実施される伝統的な「二人一組式トレーニング」では、オペレータを完全に訓練するまでに4～6週間かかります。さらに、見習い生が穿孔ミスを犯した場合、爆破中に問題が発生してしまう原因となり、鉱山のトンネル壁や床を不均一にしてしまう可能性があります。同様に、深度の調整に誤差がある場合、それ以降のラウンドでは、採掘および積載がより困難になり、プロファイルの品質が良好でなければ爆破による損傷が増加し、スケーリングと岩の補強に時間がかかってしまいます。

アイルランドのナバンにあるBoliden Tara Mines社では、採鉱マネジャーであるマイク・ロウザー氏がこのような生産効率の課題について十分に認識しています。スウェーデンの国際グループであるBoliden社が所有、運営している鉱山は、年間約250万トンの亜鉛および鉛精鉱を生産し、できる限り効率を向上させようと常に努力しています。「この取り組みの一環には、アトラスコプコのマスタードリラーシミュレータの採用が含まれています」とロウザー氏は回想しています。

"生産を中断させることなく、21世紀にふさわしい環境でトレーニングプログラムの提供する、という課題に対して急速な進歩をもたらすことができた素晴らしい機会でした"

Mike Lowther ,Boliden Tara Mines社、鉱山マネジャー

リアルな体験

Simulator training a 21st century approach

シミュレータは、アトラスコプコのBoomer開発リグとSimba本稼働リグを完全に再現します。キャブのレイアウトと機能により、フロントおよびリアの防風ガラスキャブの位置に地下鉱山トンネルが実にリアルに再現され、シミュレータのトレーニングをより現実的なものにしています。さらに、アトラスコプコのマスタードリラープログラムは、Tara Mines社の受講生にブロンズ、シルバー、ゴールドの3レベルの認証を与えました。

当時のトレーニング担当者であったパット・ポッタートン氏は、現在、鉱山開発の技術サポートスーパーバイザーとしてトレーニングを計画し、夏期休暇期間中にシミュレータによるトレーニングを提供することで生産への影響を抑えています。オペレータは、休暇中にトレーニングを受け、地下での生産は続行されています。シミュレータが到着した際、ポート・レーイシュにあるアトラスコプコのサービスセンターでは、実際に鉱山にシミュレータが到着する前に、シミュレータに慣れておくために、ポッタートン氏、鉱山長のロイ・タロン氏、指導員のジミー・ダン氏に対して初期トレーニングが実施されました。

オンラインでMining & Construction社の記事全文を読む。

エピロックは、2018年1月1日まで「アトラスコプコ」の商標で操業していました。

2015 切羽掘削リグ岩盤補強トレーニング土木鉱山機械事業部トレーニング製品地下鉱山ロックボルト用リグ海外顧客事例

関連製品およびサービス

マスタードリラー

オペレータ向け理論と実践のトレーニングを3レベルで提供

詳細を見る

Simulator training surface

シミュレータ

エピロックの高性能坑内シミュレータでは、機械オペレータが安全で現実的な環境でスキルを磨くことができます

詳細を見る

トレーニング製品

RigScanの技術の助けを借りて仕事に戻る

2015年12月28日

ロックボルト土木鉱山機械事業部 2015 海外顧客事例 RigScan

ビジネスが減速すると、掘削請負業者は一部の装置の運用を休止する必要があります。しかしながら、再び景気が良くなる頃には、装置が新しい役割を担うには、もはや「最適かつ準備万端」の状態ではない場合があります。そのような状況に気付くための最良の方法があります。

引き続き読む

地下の傾向についての考察

2015年12月15日

2015 海外顧客事例

将来の地下鉱山は鉱床から離れてアクセスしにくくなり、その結果として掘削が困難になります。この背景に対して、アトラスコプコのマティアス・ペッタションは採鉱会社が採るべき選択肢は1つだけだと述べています。

引き続き読む

大径ハンマー新製品でコスト削減

2015年12月13日

2015 海外顧客事例

明かり掘り業者のほとんどが指摘するとおり、発破孔が大きいほど発破費用を低減できますが、ハンマとビットにかかる費用も高くなります。たとえば生産性向上のため、鉱山では発破孔径152～171 mm（6～6 ¾インチ）から215～250 mm（8 ½～9インチ）に切り替えが進んでいます。しかし、大型のハンマはさく孔速度が落ちるため、長期的には対費用効果が下がります。アトラスコプコは発破孔が拡大傾向にあることを見越して、新しいセコロックCOP 86ダウンザホール（DTH）ハンマを開発しました。ハンマ出力を最大限に活用できるよう設計されたソリッドシャンクビットと併用した場合、COP...

引き続き読む

ニュースアーカイブにアクセスする