Farmalogica社の繊細なプロセスに100%オイルフリーエアを採用
医薬品と手術用製品を開発、生産、販売するFarmalogica S.A.社では、コロンビアの工場にオイルフリーロータリツースフルフィーチャコンプレッサZT37を導入して、Class 0 認証を取得したオイルフリーエアをペニシリンおよびセファロスポリン包装工程に供給しています。
最終製品の品質は圧縮空気により直接汚染されるおそれがあることから、Farmalogica社ではコンプレッサがきわめて重要な役割を果たします。1998年世界保健機関製造管理および品質管理に関する基準ガイドの要求事項に従い、医薬製品の調整にあたっては圧縮空気工程の検証が求められます。そのためFarmalogica社では、供給される圧縮空気が生産工程全体にわたって100%オイルフリーであることが絶対条件となります。
ZTオイルフリーエアコンプレッサによる汚染防止
滅菌製品を取り扱うプロセスは人体と同じくらい繊細で、汚染によって品質問題が発生し、規制当局によって工場が完全に閉鎖されることもあります。さらに、最終製品の品質が最も重要です。
同社はこのような厳格な要件に対応するために、オイルフリーClass 0のロータリスクリュコンプレッサZT 37フルフィーチャ(FF)を選びました。
ZT 37コンプレッサは、ISO 8573-1の最新版に準拠した清浄度の高いクリーンなエアを供給します。Class 0は汚染のリスク、製品に損傷や危険をもたらすリスク、運転停止による損失リスクがゼロであることを意味します。アトラスコプコは、オイルフリーコンプレッサメーカーとして、世界で初めてこの認証を取得しました。
オイルフリーロータリツースコンプレッサのZTシリーズは、こうした高清浄度が必要とされる用途向けに特別に開発された製品で、主に医薬品産業、電子機器産業、食料品生産で採用されています。Farmalogica社では、Class 0 の圧縮空気を洗浄、パウダー投与、キャッピング、シーリング、ラベリングの各プロセスで利用しています。
「最新のISO 8573-1規格2010年版では、さまざまな水分特性に適合する医薬品等級のオイルフリーコンプレッサが求められています。露点によって製品の滅菌状態を維持できるとともに、製品が汚染されるのを防がなければなりません」と、パボン氏は述べています。