アトラスコプコレンタルの危機管理計画により、施設内の火災発生後に工場の稼働を維持

2019/07/31

オーストラリアの化学メーカーSolvay社で火災が発生し、メインコンプレッサが停止した際に、当社の危機管理計画により稼働が維持されました

バンクスメドウにあるSolvay Interox社は、プロセス中に大量の圧縮空気を6 barで使用し、過酸化水素を製造しています。生産を継続するにエアコンプレッサが欠かせないため、当社は、故障や緊急事態が発生した場合の危機管理計画を策定する契約を請け負いました。当社のセールスエンジニアはSolvay社と協力し、4台のポータブルエアコンプレッサを直列で稼働させて、11000 m3/hのオイルフリー圧縮空気を6 barで供給する計画を立てました。また、一時的な空気を使用するタイミング、およびポータブルユニットのスペース要件も特定しました。この計画により、Solvay社は生産を大幅に低下させることなく、メインコンプレッサの修理を完了し、過酸化水素の供給に関する顧客の期待と契約要件を満たすことができます。今年の2月11日午前3時、Solvay社のメインコンプレッサで火災が発生し、ユニットが大きな損傷を受けました。火災の直後に危機管理計画が実行されるとともに、既存のコンプレッサの修理手順が実行されました。当社は電話を受けた後すぐに、4台のコンプレッサ、ホース、マニフォールド、燃料タンクを現場に設置しました。その後すぐに追加のスタンバイコンプレッサを運び込み、想定されるすべての問題に対処しました。これによりSolvay社は生産を継続し、顧客の要件を満たしながら、メインコンプレッサを再稼働させることができました。使用したコンプレッサはPTS 1600ユニットで、製造プロセスに不可欠なオイルフリーエアを供給しました。24時間の稼働で優れた性能を発揮し、必要なメンテナンスは最小限でした。これらはプロジェクトの要件です。

アトラスコプコレンタルは、状況の緊急性を認識し、メインコンプレッサの修理中8週間、すべての課題に対応しました。ポータブルエアコンプレッサは24時間365日稼働し、問題が発生した際は迅速に修正されました。技術スタッフは年中無休体制を取りました。アトラスコプコレンタルをお勧めしたいと思います。彼らはこの期間に当社が必要としたものを迅速かつ適切に提供し、あらゆる課題を克服して、Solvay Interoxバンクスメドウが生産を継続できるよう支援してくれました。

Jason Woodward , Solvay Australia社、エンジニアリングマネジャー

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アトラスコプコは、持続可能な生産ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループは革新的なコンプレッサ、真空ソリューションと空気処理システム、土木鉱山機械、電動ツールと設備用システムをお客様にお届けしています。アトラスコプコは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、人間工学を重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2017年度のアトラスコプコの収益は1160億スウェーデンクローネ(120億ユーロ)、従業員数は約47000名です。詳細については、www.atlascopcogroup.comをご覧ください。 スペシャルティレンタルは、アトラスコプコの電力技術事業エリアの一部門です。世界中のあらゆる産業分野のお客様に、エア、電源、フロー、蒸気、窒素のレンタルソリューションを提供しています。特殊製品レンタルサービスは、複数のブランド名で提供されています。事業部門の本部はベルギーにあります。