アトラスコプコレンタル、チリのサンチアゴにあるPapeles Cordillera社の工場保守時に生産工程の連続稼働支援

2017/12/15

ベルギー、ブーム、2017年11月10日:Papeles Cordillera社では大規模な工場保守が必要となり、ブロワの運転停止を迫られました。そこで、アトラスコプコレンタルのエキスパートに問い合わせ、適切なソリューションが提案されました。廃水処理施設では、水質汚染防止のための厳しい規制を順守するため、わずかな停止も許されません。

Papeles Cordillera S.A.は、CMPCグループの企業です。同社は森林、パルプ、紙およびティッシュなどの製品を製造販売する、中南米の大手企業です。各種紙製品を年間約32万トン取引しています。

保守作業時の水処理工程を維持

Chile - Papeles Cordillera
Papeles Cordillera社は、保守中に電力の供給停止が必要になるだろうと考えていました。その場合、ブロワも全面的に停止することになります。生産を継続するためには、廃水の処理継続が必要です。廃水処理プロセスでは、工業用水を一定の範囲内で連続曝気して、浄化プロセスの完了後、河川に排水します。

微生物生存に不可欠な空気

処理工程では、微生物を利用して、工業用水を浄化しています。微生物の生存には空気が必要です。そのためアトラスコプコレンタルは、PTS 916 100%オイルフリーポータブルエアコンプレッサ4基とホースキットのセットが最適と判断しました。PTSは吐出圧力4 bar、総流量6,400 cfm(10,870 m³/時)に設定されました。これは、適切に曝気して水質を維持し、微生物負荷を調整するのに必要な総空気所要量の60%にあたります。

適切な機器と専門知識:優れたコンビネーション。

機器の設置は、当社技術スタッフにより実施されました。すべての接続系に安全対策を実施して排水工場に配備しました。テストが何度も行われ、微生物槽の曝気が適切に継続できるかが確認されました。プロジェクト完了後、当社は提供した機器性能をすべて盛り込んで、レポートを提出しました。「空気がなければ、水を処理する微生物は死んでしまいます。廃水処理ソリューションが停止すると、工場を稼働することはできません」と、排水工場監督のアンドレ・モラレス氏は説明します。「アトラスコプコレンタルとの共同作業はとてもスムーズでした。技術スタッフは当社の要件とプロセスを的確に把握しています。有効的だったのは、セールス担当者と直接話して、ニーズを明確にできたことでした。機器は予定通りに到着し、全く問題は生じませんでした。技術的視点から見ても、アトラスコプコレンタルのサービス技術者はとても優秀です。」

詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。

  • ポーリーナ・ガルシア – アトラスコプコチリS.A.C、アトラスコプコレンタル - コミュニケーションコーディネータ電話:+56(2)24423203電子メール:paulina.garcia@cl.atlascopco.com

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