アトラスコプコレンタル、Nghi Son製油所建設プロジェクトにパージおよび乾燥用として100%オイルフリーエアコンプレッサを提供
July 23, 2021
Sungdo Engineering & Construction社は、Nghi Son製油所/石油化学コンビナートの触媒タンクのパージおよび乾燥用に、アトラスコプコレンタルのオイルフリーエアコンプレッサの提供を依頼しました。このプロジェクトは、成長の可能性に満ちたベトナムで、アトラスコプコレンタルが受注した最初の大規模取引でした。&
Nghi Son製油所/石油化学コンビナートは、ベトナム最大の省であるタインホア省の首都ハノイから260 kmの場所にあります。
この製油所では、1日20万バレル(年間1,000万トンに相当)の原油を処理でき、LPG、RON 92、RON 95、ジェット燃料、石油化学生産が生産される予定です。
建設は2013年に起工し、日本と韓国の国際企業で組織されるJGCSコンソーシアムにより共同で進められています。この施設は、2017年初めに開業予定です。
弊社のお客様であるSungdo Engineering & Construction社は、A600ゾーン建設でSKエンジニアリングの主請負業者です。事業終盤の触媒タンク建設では、SKエンジニアリング引き渡し前に、タンクのパージと乾燥にオイルフリーの空気が必要となります。触媒タンクは長さ16.9 m(上部と下部のドーム型キャップ除く)、直径7.2 mです。
このプロジェクトでは、多くの課題の他にも複数の困難に直面しました。
- 物流:タイにある弊社倉庫から、各ユニットを海路と陸路で輸送する必要がありました。しかし、暴風雨に伴う洪水で、陸路からユニットを輸送できなくなったため、船に積み換えて、ベトナム北部のハイフォン港まで輸送しました。
- 中古機器の一時的輸入:一時的な利用目的での中古機器輸入は、ベトナム法で禁じられています。そのため、特別許可を得る必要がありました。
- 低温:弊社のドライヤでは、周囲温度20℃で露点-40℃を達成するのは困難でしたが、要求される露点を達成することに成功しました。
- 高い取合点:タンク取合点が高い位置にあるため、特別に支持構造を建設して、現場の安全を確保する必要がありました。
途中数々の困難がありましたが、すべてがスムーズに完了しました。また、このプロジェクトは弊社のベトナムにおける初の大規模案件となり、今後の下地作りの役割も果たしました。
詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。
- アトラスコプコスペシャルティレンタル、部門コミュニケーションマネジャー、Olivia Gambin
電話:+32 3 750 82 87
電子メール:olivia.gambin@be.atlascopco.com