一緒に空を飛びましょう。

Airbus社は、これまでになく軽量化されて燃料効率を大幅にアップした革新的な長距離旅客機を製造しています。これらの機体を運行するには、革新的なツールが必要でした。

2018/02/06

アルミ素材を使用した従来型の機体は、空圧式の標準ツールで十分作業が行えました。新型のワイドボディ化されたAirbus A350 XWBは、胴体と翼が主に軽量カーボンファイバ素材で、さらに高度なツールが必要とされます。すなわち、移動がしやすく、より高精度で、製造プロセスのあらゆるステップで求められるスピードに応えられるツールです。

この革新的なコードレス式の通信機能を搭載したツールシステムのサプライヤとしてAirbus社が選んだのがアトラスコプコです。欧州に展開するアトラスコプコのセールスチームは、航空宇宙産業向けの製品ラインを特別に用意しました。これらのツールは、従来使っていたツールよりも初期投資費用がかかりますが、投資に見合うだけの価値が得られるものとしてご納得していただき、実際に優れた精度と高度なフィードバック機能で運用コストを削減することができました。

「ツールのパートナーを選ぶ上で最も重要なのは、信頼できる高品質の製品をそのパートナーが提供できるか、ということです。」とAirbus社カテゴリマネジャー、イザベル・ミショー氏は言います。これらのツールはエネルギー効率がよく、同社の二酸化炭素排出量削減にも貢献しています。

「新しいツールは人間工学的に改善され、回転速度を調整できるので安全性と品質を保証します。」と同社開発エンジニア、ジャニー・ロジャー氏と言います。「オペレータはとても適に作業しています。」

“ツールパートナーを選ぶ上で最も重要なのは、信頼できる高品質の製品を提供できるか、ということです。”

Isabelle Michaud, Airbus社、カテゴリマネジャー

A350は、Airbus社初のカーボンファイバ強化プラスチックを主な素材(53%)とする機体です。この極めて軽量で非常に強力な素材による重量削減と設計の改良により、A350型は同サイズの機体と比べて25%の燃費削減が期待されます。

A350の複雑な組み立てプロセスに重要な役割を果たすのが、アトラスコプコのナットランナ(締付けツール)です。A350の初の試験型は、翼が英国、胴体前部がフランス、胴体後部がドイツと、各部が異なる国で製造されました。

「アトラスコプコは重要な戦略パートナーです。」とミショー氏は言います。「Airbusが1つの融和したグローバル企業を目指す上で、世界各国で同じソリューションが提供されることが重要です。ツールとプロセスの標準化はすべてのプラントの主要目標です。」

2012年初め、Airbus社はフランス、トゥールーズの新しい組み立てラインでワイドボディ機の結合作業を始めました。この初の機体は、すべての新型航空機に義務付けられる地上テスト専用機になります。

2012年に地上テスト用のA350が完成した後で、空に旅立つ初のA350の組み立てが始まります。


記事:ナンシー・ピック