SPRテープフィードシステム

軽量化車両の接合を容易に

Henrob SPRリベットセッター（テープフィードシステム）

セルフピアシングリベットセッティングシステムは、ファスナーを自動供給することによる信頼性、堅牢性に優れたコスト効率の良い方法であり、オートメーション化生産ラインによる大量生産において使用されています。その中でもテープフィードシステムは、リベットセッターへのリベットの供給を最速で行うことができます。1点のリベットを打鋲し、次のリベットを供給するまでのサイクル時間は、3～4秒を要していた従来のブローフィードシステムと比べて、わずか1.2秒という短時間です。このシステムは、自動車ボディ本体のフレーム、ピラーをはじめとして、ドアやフードなどのホワイトボディ生産、またサンルーフなどの追加装備品などの接合に最適です。

システムコンポーネント

コントロールパネル

キャパシタモジュール（オプション）により、打鋲サイクル中に電気エネルギーを回収。

エネルギー再利用システムを選択可能（オプション）

このコントロールパネルは、標準的なシステムレイアウトおよびマルチコミュニケーションプロトコルに適応し、ご使用の製品ラインに最適なソリューションを提供します。タッチスクリーンHMI、プロセスモニタリング、システム診断、メンテナンスのスケジューリングなどの機能を装備しており、プロセスの円滑な進行をサポートします。

データに基づくサービス

パフォーマンスの監視

最大20台のコントロールパネルを同時にモニタリング

データドリブンサービス（DDS）は打鋲データの記録、システム診断によるデータトレーシングを行うことによりお客様の生産プロセスパフォーマンスに関する詳細なデータを提供し、メンテナンスリソースの割り当てを支援し、生産の最適化を行います。また、システムのバックアップ機能も持ち、システムデータを迅速にアップロードし、緊急の事態をサポートします。

リベットの供給

ポカヨケ仕様の再利用可能なスプールのオプション

段ボール製またはプラスチック製のリサイクル可能なリベットスプールに、4,000～10,000個（リベットのサイズによる）のリベットを保持。
オプションのポカヨケソリューションは、センターハブにメカニカルキーが設定されており、ツールへの不正なリベットの供給を防止します。
容器の返却により再利用可能なプラスチックスプールも提供しています。

Henrobダイチェックカメラ

摩耗したダイを使用するリスクを解消し、質の高い接合を実現

打鋲プロセス中にダイの状態を確認

ダイ検査カメラにより、接合プロセスにおいて極めて重要なダイの寿命の確認が可能になります。サイクル間で実施するこのチェックはわずか0.5秒で、打鋲設備が次に使用するダイが安全であることを保証します。カメラは充填ステーションや他のスタンドに取り付けることができます。

Henrobダイチェンジャー

少ない設備でも多くの接合を行い、生産プロセスの柔軟性を高めコストを低減

1ステーションでより多くのプロセスを実施

Henrobダイチェンジャーを使用すると、オートメーション化セル内に作業員が立ち入ることなく、各接合に適切なダイを自動的に選択することができます。ポカヨケパッケージ内にダイがあるため、エラーを防止できます。破損したダイが検出されると自動的に廃棄、交換されます。ダイ交換に要する時間はわずか4.5秒です。

SPRテープフィードシステム

特長

サーボリベット技術
リアルタイムなプロセスモニタリング
サイクルタイムを大幅に短縮
負荷サイクル：100%
高稼働率

オプション

データドリブンサービス（DDS）の機能
複数のダイの自動交換
ダイカメラによるダイの検査
ツールチェンジャー対応
ポカヨケリベット供給

SPRテープフィードシステム

大量生産に最適なHenrob SPR接合ソリューション

Henrob SPRリベットセッター（テープフィードシステム）