空圧ブレーカRTEXが収益性の基準を塗り替える

エネルギー消費を50%削減する一方で、優れた人間工学と組み合わされて25%軽量化

Atlas Copco RTEX handheld pneumatic breaker

破壊効率と人間工学の技術進化が収益性を向上しました。新たに考案された動作原理「定圧制御」により、ブレーカと新型RHEXパワーチゼル内のエネルギー伝達が向上し、RTEXは記録的な破壊効率を達成しました。30 kg超のブレーカ級の破壊力を持ちながら、必要な圧縮空気はわずか半分で、重量も25%軽くなりました。RTEXは、空圧の技術革新における世界基準を設けながら、大幅なコスト削減を図ります。その設計と成果物はともに型破りです。

新しいRTEXに出会う

パワーとオペレータの快適性 - 矛盾のない設計

RTEXは作業の頼れる相棒です。トップクラスの30~35 kgブレーカ級の破壊性能を持ちながら、重量はわずか25 kg。これは、操作するオペレータにとって5~10 kg軽いことを意味します。EN ISO 28927-10*に準じて測定した3軸手腕振動値は5 m/s2に達しません。こういった条件下でオペレータは、安全ガイドラインに従って、従来のブレーカより8時間長く作業できます。これは、ブレーカ上部の定圧チャンバが高度なエアサスペンションとして機能しているためです。従来のブレーカよりコンパクトで、狭い場所でも楽に作業でき、より人間工学に配慮した作業姿勢が可能です。しっかりとしたハンドルとSofstart™機能で、RTEXの出力を容易に制御できます。

圧縮空気を節約するという新しい概念

Atlas Copco RTEX handheld pneumatic breaker

RTEX:30 kg超のパワーで25 kg

最も注目すべきは、圧縮空気消費量を50%低下しても同じ破壊力を得られる点です。つまりサイズが2分の1のコンプレッサで済み、これまで1台のブレーカしか動かせなかったコンプレッサで2台のブレーカを動かすことができます。その結果、コンプレッサへの投資が少なくて済み、燃料消費の削減、容易な持ち運び、CO2排出削減が可能になっています。これらすべては、アトラスコプコのエンジニア、ウーロフ・オステンソン氏と、スウェーデンのKalmar社のConstruction Tools Innovation Centerのトーマス・リリヤ氏が作り出した新しい動作原理により可能になりました。ウーロフ・オステンソン氏は、新しい動作原理について次のように述べています。「従来のブレーカの空気は、ピストンを上下動させるたびに排出されていました。RTEXでは、空気の排出をピストンのリターンストロークの1回だけにしています。そして、RTEX上部のチャンバからの圧力を一定にすることでピストンを押し下げています。作動ピストンの上部の圧力が一定であるため、従来のブレーカのような振動が発生することがなく、振動防止の必要性もなくなります。これを実現するため、バルブをブレーカ上部から底部に移動しました – 新しい「上下逆(Up-Side-Down)」(通常のスペルは「upside-down」)の概念です。長くて重い、新しいピストンがパワーを独自の「RHEX」パワーチゼルに効率的に伝えます。RTEXは従来のチゼルでも動作しますが、破壊性能を向上させる最適な衝撃波干渉となるように、新しいブレーカに合わせて調整されています。また、RHEXには、詰まりを大幅に減少させる特殊なコーンケーブ先端プロファイルも装備されています。新しいRTEX動作原理、長いピストン、およびRHEXチゼルにより、同じ破壊力に必要となる空気を50%に低減して、記録的な効率を達成しました。」

“RTEXにとって喜ばしいニュースは投資に見合うということです。必要とするコンプレッサは半分のサイズで済みますが、代わりに同じエネルギー源で1台ではなく2台のブレーカを使用することもでき、コンプレッサへの投資が少ないため、すぐに投資を回収できるのです。人間工学に基づく設計で、費用面と環境面での節約を両立します。”

Vladimir Kozlovskiy, 社長 アトラスコプコ コンストラクションツールス部門
Industriepreis 2016 for RTEX

RTEXはドイツの有名な「Best of 2016」業界賞を受賞しました。審査員はずば抜けた経済性と技術的利点を高く評価しました。