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最大2 MWのエネルギーを使用する高出力用途を最適化するアトラスコプコの新しいエネルギー貯蔵システム

2021/04/27

アトラスコプコは、ZenergiZeと呼ばれる、リチウムイオンエネルギー貯蔵システムシリーズの最新モデルであるZBCを発売しました。スタンドアロンの電源として使用することも、発電機と組み合わせてハイブリッド電源ソリューションを構成することも、再生可能エネルギー源と組み合わせてマイクログリッドを構成することもできます。新しいZenergiZeは、常に大量の電気エネルギーを必要とする過酷な用途に最適なソリューションです。

ZBC、エネルギー貯蔵システム

ZBC、スペインのソーラーファームで使われているエネルギー貯蔵システム

バーバラ・グレゴリオ

エネルギー消費の動向は急速に変化しており、市場ではよりクリーンな動力源が求められています。アトラスコプコのZenergiZeは、環境への影響を最小限に抑えながら所有コストを削減できるエネルギーソリューションです。当社のエネルギー貯蔵システムシリーズはCO2排出、NOx汚染、騒音をゼロにするだけでなく、メンテナンスもほぼ不要で、すべてに妥協することなくエネルギーを供給します

Bárbara Gregorio , 製品マーケティングマネジャー – 革新的エネルギーおよびデジタルソリューション
アトラスコプコの動力・フロー部門

アトラスコプコの最新型エネルギー貯蔵システム、ZenergiZe ZBCシリーズは、定格出力100 kVA~1000 kVAエネルギー貯蔵量250 kWhおよび2000 kWh(モデルにより異なる)に対応し、長期間にわたって自律的に高出力を供給します。このエネルギー貯蔵システムは汎用性に優れ、発電機と組み合わせることでスマートな負荷管理が実現します。または、アイランドモードで使用すると、主動力源として使用可能です。さらに、アトラスコプコの最新型エネルギー貯蔵システムは、再生可能エネルギー源と組み合わせて、エネルギーをすぐに使用することも、後で使用することもできます。たとえば、ソーラーパネルから得たエネルギーを取り込んで、特定の時間に供給できます。インテリジェントな制御システムによって各種エネルギー源からのエネルギー需給を管理することで、ハイブリッドソリューションの効率が高まり、ソリューション全体のコスト削減につながります。

このZenergiZeはマイクログリッドの「頭脳」としても機能し、小さな町、大学のキャンパス、近隣地区などのエリア全体の電源を管理できます。インテリジェントな制御システムにより、各種電源から取り込んだエネルギーを貯蔵し、エネルギー消費を管理して、マイクログリッドに接続される各用途の負荷を調整できます。さらに、ZenergiZeエネルギー貯蔵システムに追加のエネルギー貯蔵システムを同期させることにより、ユーザーは任意の電力ノードで最大30台のZBCを並列で運転して、最終ソリューションを拡張できます。

ZenergiZeシリーズの各モデルは、設置面積がわずか10フィートまたは20フィートで、フロアスペースに制限がある用途に最適です。高密度リチウムイオンバッテリの採用により、他のバッテリ技術に比べて70%小型で軽量です。コンパクトな設計できわめて汎用性が高いため、容易な移動が必須条件であるレンタルや建設用途のほか、スペースや重量に制約がある定置用途でもご使用いただけます。

大型エネルギー貯蔵システム

ZBC 250、大型エネルギー貯蔵システム

アトラスコプコのエネルギー貯蔵システムは、イベントや都市部の建設現場など、騒音に配慮を要する環境での運転や安全制限への対応、ならびに遠隔地の電力用途に最適です。さらに、エネルギー貯蔵システムは、燃料消費量と排出ガスを大幅に削減して、運転による環境への影響を最小限に抑えます。たとえばハイブリッドシステムでは、アトラスコプコのZBCと小型発電機を併用することで、レンタル会社は燃料を最大80%節約できます。アイランドモードでは、CO2の排出、NOx汚染、騒音をゼロに抑えます。アトラスコプコのZenergiZeシリーズにはプラグアンドプレイ設計が採用されており、使いやすく、拡張性があり、簡単に設置できます

エネルギー貯蔵システム

柔軟で信頼性の高い、エネルギー効率に優れた運転