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MPP用途における出力と汎用性が倍増した新型QAC 1450 TwinPower™発電機

アトラスコプコは、コンテナ型発電機QACシリーズに新製品を追加しました。QAC 1450 TwinPower™は、要求の厳しいモジュール式発電装置(MPP)用途において、比類のない汎用性、最適化された性能、優れた低燃費性を発揮します。

2021/04/20

QAC 1450 TwinPowerは、2基の725 kVA小型発電機を収容した20フィートのISOコンテナ型ユニットで、Scania製V8エンジンとダブルベアリングオルタネータを備えています。高速並列システムの構成により、2基の発電機をそれぞれ単独で運転することも、互いに並列運転することも可能です。また、EU規格に完全準拠しています。

当社のTwinPowerコンセプトは全負荷から低負荷まで、単一の発電装置パッケージと同じ出力、性能、効率を発揮し、最大10%の燃料節約を実現します。基本的に小型エンジンを搭載した2基の発電機が1台の大型発電機として機能し、きわめて高い柔軟性を発揮して、全体的な所有コストを削減します。

Julio Tomé , アトラスコプコ、動力・フロー部門、製品マーケティングマネジャー
QAC 1450に搭載された集中制御・モニタリングシステムは、使いやすく設定も簡単です。2台のQc4003デジタルコントローラは直感的なタッチスクリーンを備えており、アイランドモードとPMS(電力管理システム)モードを選ぶことができます。柔軟性を高め、必要に応じて大規模な作業にも対応できるQAC 1450は、単独運転、他の発電機との並列運転、主電源との並列運転が可能です。コンテナ型のTwinPower発電機は、高地などの過酷な環境でも連続運転が可能で、最高50℃の気温で最適な性能を発揮できるインテリジェントな冷却システムを備えています。
TwinPowerシステムの設計では、サービスのしやすさが第一に考えられており、大型のアクセスドアやカスタムサービスツールにより、稼働時間を最大化します。運転500時間ごとに必要なメンテナンス時間は、2時間未満で完了します。また、ツインパワーコンセプトにより、メンテナンス中でも最大能力の50%で運転を続けることが可能です。主要なお客様を念頭に置いて開発されたQAC 1450は、鉱業、建設、輸送、石油・ガス、公益事業用途における過酷な条件下においても性能を発揮するように製造されており、ISO8528を含む国際的な承認仕様を満たすだけでなく、それを上回るように設計されています。また、現在のEUの安全・環境規制のすべてに準拠しています。アトラスコプコのTwinPowerの動作原理は、2つの独立したエンジンを1つのボックス内に搭載した2基の発電機というコンセプトに基づいています。QAC 1450は、2016年に発売され、好評を博したTwinPowerの最新モデルです(発売予定)。特定の用途や顧客グループを想定したさらに多くのモデルが、2018年中に発売される予定です。

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MPP用途における出力と汎用性が倍増した新型QAC 1450 TwinPower™発電機

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