ライトタワーの選び方…（考慮すべき6つの要因）

ライトタワーに求められるのは、24時間365日稼働して作業者が仕事を時間通りに行なえるようにすることです。そのため、ダウンタイムを防ぐことが重要です。たとえばメンテナンス間隔が600運転時間のライトタワーを選ぶことで、ダウンタイムを小さくすることができます。ライトタワーのメンテナンスポイントに簡単にアクセスできることも、トラブルシューティングや全体的なメンテナンスプロセスをスピードアップしてダウンタイムを減らすのに役立ちます。大手メーカー製の一部のライトタワー、たとえばアトラスコプコのHiLight H6+ライトタワーに装備されているシングルポップアップキャノピは、着脱が簡単で、装置に全方向からアクセスして内部をメンテナンスできます。そのため、わずか40分ですばやく簡単に整備することができます。

多くのライトタワーが非常に過酷な天候条件で使用されるため、キャノピの設計が、性能と使いやすさの最適化について考えたときの重大要素になります。ライトタワーの本体は腐食や亀裂に耐え、環境に優しく、作業環境の要求に応えられる素材で造られていることが非常に重要です。たとえばアトラスコプコのHardHat®キャノピは金属ではなく中密度ポリエチレンで製造されているため、屋外環境への耐久性が高くなっています。しかも、アトラスコプコのHighlight H6+のようなモデルでは、HardHat®がライトタワーの本体にも使用されているため、性能と外観が長期間にわたって保たれます。革新的な設計と丈夫な素材のおかげで本タワーは長年使用し続けることができるので、高い再販価値を維持でき、優れた総所有コスト（TCO）を実現します。

ライトタワーは作業者や公衆にとって安全な環境を作るために使用するものですが、それ自体が安全性リスクをともなう装置でもあります。起伏のある地面や強風が原因で転倒したり、マストを上げるとき上方の物体にぶつかったりすることがあります。したがって、リスクを最小にするために、高度な安全システムを備えたライトタワーを選ぶことが重要です。必須の要件を上回るものを選ぶのが理想的です。 

アトラスコプコのSmartMastこの安全システムは、強風や、ライトタワーの上方300～500 mm（11.8～19.7インチ）にある障害物など、さまざまな潜在的リスクを検知します。また、設置面が不安定でタワーを十分に支持できないことを検知し、衝撃を受けるとマストが安全な高さまで格納されます。この機能により、ライトタワーが不安定になるのを防ぎ、風で転倒するリスクを軽減します。