エアツールの高い生産性と最適なパフォーマンスを実現するために不可欠なものは何だと思いますか?それは、最適化されたエアインフラの導入です。作業に最適なツールを選んだ後は、エアインフラにも一定の労力をかける必要があります。圧縮空気システムにおいて、最もよく使われる用語のひとつが「空気圧」と「空気流量」です。まずは、それぞれの意味と測定方法を理解しましょう。
| 空気圧 | エア・フロー・レート |
| コンプレッサが、ある任意の時点で、指定された作業量を実行できる機能があるかどうかを判断します。コンプレッサには、プロセスの完了に必要となる適切な量の圧力(パワー)が求められます。圧力不足では作業を完了することはできません。一方、圧力が過剰な場合、機器の損傷により不測の故障が発生する恐れがあります。 | コンプレッサは、一定の作業を連続して行います。必要な流量は、作業完了までの所要時間によって異なります。フローが不十分な場合、コンプレッサを一旦止めて予備タンクで圧力を再度高める必要があります。フローとは、単位時間あたりに表面を通過する液体量です。 |
| 測定単位:単位表面積あたりのパワー。barはメートル単位で、psiはインペリアル単位。 | 測定単位:ある圧力でのL/s(リットル/秒)またはcfm(立方フィート/分)。 |
エアツールに依存している生産に対し、エア配管の設置を改善してより大きなパワーと効率性を与えるには、何が間違っていて何が正しいかを知ることが重要です。
禁止されていること:
- 空気圧の間違い:多くの現場で、エアツールは低すぎる空気圧や正しくない空気圧で使用されています。エアインフラの正しい設定がツールの動作を左右します。
- エア機器の選択間違い:圧縮エアシステムでは、間違った寸法のホースや古いエア機器が見過ごされがちですが、問題の主な発生源であることが多いです。エアツールが定格出力で作動するには、通常6.3 bar(90 psi)が必要です。運転圧力が1 bar(15 psi)低下すると、生産性が25~30%損なわれます。
- 接続の過多(余剰):既存のエアシステムにさらにエアツール、配管や接続が追加されると、圧力降下が大きくなり、システム効率が低下します。そのため、エアコンプレッサとエアインフラのランニングコストも上昇します。
次の手順に従ってください。
- 工場内のエアインフラを計画し、製品を適切にセットアップすれば、ツールの効率は向上し、エネルギーの無駄やシステムのランニングコストを大幅に削減できます。
- 正しいエアツールを選択しましょう。装置の圧力損失は、エアツールが必要とするエアフローの量に依存する為、フローが増加するほど圧力損失が大きくなります。
- 用途に合ったエア量と流量を供給して、エネルギーを無駄にしないサイズのコンプレッサを選びましょう
最後に、エア配管を改善する為の推奨事項を以下にまとめました。
✔潤滑性が寿命を延ばす。フィルタとレギュレータを使用して、潤滑エアをクリーンで乾燥した状態に整え、監視します。
✔距離 – できる限り近くに配置する。最長3~5 m / 10~16フィートの正しいホースを使用しましょう。
✔吸気口ネジ寸法。各ツールに適切なニップルを選択します。最高の性能にはフルフローカップリングを
✔エア消費量。ツールに適切な空気圧を供給できるように、大径のパイプサイズとカップリングの採用を検討しましょう
✔圧力損失を許容範囲内に。漏れを防止するには、まずは音を聞きましょう!
✔作業環境。屋外や過酷な環境で運転する場合は、より耐久性の高いエアラインシステムを設置しましょう。
詳細については、ホワイトペーパー「Air tool management in 5 minutes(5分でわかるエアツール管理)」をダウンロードしてください。また、アトラスコプコのエアライン設備と各種エアツールもご覧ください。