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水中ポンプの選び方

水中排水ポンプは、工事、採掘、採石用途で水、汚泥、スラリーを除去するために欠かせません。信頼できる水中ポンプを選ぶ際の考慮事項を次に示します。
水中ポンプの選び方

1. どんな液体をポンプする必要がありますか。

最初に考慮すべきはポンプでくみ上げる液体の性質です。なぜならこれがポンプのタイプ選びに大きな影響を及ぼすからです。考慮すべき重要要素として、一般的な組成、浮遊粒子の濃度と大きさ、液体のpHレベル、温度、化学成分などがあります。たとえば、水に細粒子が入っているのか、それともはるかに粘度の高い流体か、そして媒体がどのくらい侵襲的かを考慮しなければなりません。

2. 必要な容量はどれくらいですか。

性能上考慮すべき最も重要な点は、流量要件です。すなわち、移動させる液体量とその速度です。たとえば、最大流量138 m3/h(608米ガロン/分)のポンプ(アトラスコプコのWEDA D50など)は、36 m3のプールの水を15分で排水します(158米ガロンを15分で排水)。しかし、流量350 m3/h(1,541米ガロン/分)のポンプ(WEDA D80など)は、わずか6分でプールを空にします。

3. 液体をポンプする必要がある距離と高さはどれくらいですか。

どれくらいの高さに液体を揚程し、どれくらい移動させる必要がありますか。これらの要素は、効率的かつ確実に液体をポンプするために必要な圧力に影響します。水をポンプする距離が長くなるほど摩擦が生じ、ポンプに圧損が生じます。ポンプは摩擦損失や重力抵抗に逆らって液体をポンプしています。ポンプを選ぶ際は、メーカーが公開しているポンプ曲線で流量に対する揚程高さを調べて、必要なデューティポイントに対応していることを確認しましょう。

4. エネルギー源は何ですか。

公共電力を使用できるのであれば、ほとんどの場合、電動ポンプが最良かつ最も効率的な選択肢です。電動水中ポンプ(アトラスコプコのWEDAポンプなど)はシンプルでエネルギー効率が高く、軽量かつコンパクトなパッケージで高出力を発揮する最も経済的なアプローチです。現場が遠隔地で電力が安定しない傾向がある場合は、電圧の変動、位相エラー、人的エラーに対する電気的保護機能を備えたモータとスターターを搭載するポンプを検討してください。

ポンプする液体の種類、電源、および必要な流量や容量とは別に、エネルギー効率、耐久性、使用する各ポンプの修理費用など、水中ポンプを選ぶ際には他の要素も考慮する必要があります。正しい選択を簡単に行うことはできませんが、専門家のアドバイスがあれば満足する選択を行うことができます。

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水中ポンプサイズ計算ツール

ポンプサイズ計算ツールを使用して、用途に適したポンプのシリーズを決定してください。