SDメンブレン式エアドライヤ：静かでコンパクト、非電気式、メンテナンス不要、信頼性

空気を圧縮すると、空気中の水分が凝縮します。この水分が圧縮空気の流れから除去されないと、配管が腐食し、空気圧ツールが詰まって生産物が汚染される可能性があります。プレフィルタ付きアトラスコプコのSDメンブレン式エアドライヤは、湿気、油、粒子を除去し、クリーンで乾燥した圧縮空気を生成します。シンプルな設計と重要な利点について見てみましょう。

流入する空気は、中空の透過性繊維の束を通って流れます。水分子は繊維の透過性壁を通過し、乾燥した空気はドライヤの出口への経路に沿って流れます。出口では、水分が溜まっているドライヤの外側のシェルをパージ（乾燥）するために少量の乾燥した空気が使用されます。湿分を帯びた流れは、ベントホールを通ってドライヤから排出されます。

SDメンブレン式エアドライヤの固有の設計には、特別な利点があります。

• 電気不要：SDメンブレン式エアドライヤは電気を使用しないため、安全性と環境に関する厳しい要件を満たすことができます。低流量環境、防爆設備、ラボ、腐食に敏感なエリア、および電源のないエリアで動作します。
• 静音：可動部品がないため、SDメンブレン式エアドライヤは静かです。騒音に敏感な環境での使用に最適です。 
• メンテナンス不要：SDメンブレン式エアドライヤはメンテナンスが不要なため、手の届きにくい場所やスペースに最適です。また、小さいです。
• 耐振動性と防爆仕様：SDメンブレン式エアドライヤは、危険な場所でも使用できます。
• 許容入口温度が高い：60℃で、他のほとんどの乾燥機技術よりも大幅に高くなります。これは、要求の厳しい現場環境にも役立ちます。
• 効率的：SDメンブレン式エアドライヤの設計はシンプルであり、ハウジング内でねじれたり曲がったりすることはありません。圧力損失は最小限であり、乾燥効率は高いです。異なる露点（32℃または55℃）を備えた2つのモデルにより、SDメンブレン式エアドライヤは、さまざまなエアシステム要件を満たすことができます。

• スペースと取り付けオプションが制限されている場合
• 気温の変動が激しい場所
• 振動が大きい場所
• 電気が利用できない、または推奨されない場所
• メンテナンスが不便な場所 

• 可変圧力露点：メンブレン式エアドライヤ技術は、可能な周囲温度および入口温度の全範囲にわたって一定の圧力露点（PDP）を与えることはできません。PDPは、入口露点温度の変化に応じて異なります。一定のPDPを必要とするプロセスでは、冷媒または吸着式ドライヤの方がより適切な場合があります。  
• 価格/性能：低流量用途（9リットル/秒未満）の場合、SDメンブレン式エアドライヤは通常、価格に対してより優れた性能を提供します。より高い流量（9リットル/秒以上）で使用する場合、冷媒または吸着式ドライヤは通常、価格に対してより優れた性能を提供します。

• 機関車・客車用ブレーキエア
• 実験室や防爆環境での機器用操作エア
• 騒音に敏感な職場での操作エア
• 電気が利用できない、または推奨されない場所の設備

お客様のニーズに最適なメンブレン式エアドライヤについては、空気システムの専門家にお尋ねください。