VSDコンプレッサのゴールドスタンダード

確かに合理的です。つまり、エネルギーコストはコンプレッサ運用における最大のコスト要因であり、あらゆる手段を使ってエネルギーコストを削減することで、今後の大きな利益へと繋がります。このことは、アトラスコプコが四半世紀前に可変速駆動コンプレッサを開発したときにも言えたことですが、現在はそれ以上です。アトラスコプコは技術を切り拓いた後も、それに満足することなく革新を続けてきました。

その結果、VSDコンプレッサの効率性は次のレベルへと引き上げられました。VSD+の登場です。

可変速駆動コンプレッサへの投資を検討している理由が効率性と総所有コストの削減にあるのなら、VSD+モデルはもっともお勧めできる選択肢です。

理由は数字を見れば明らかです。エネルギーコストはコンプレッサの総所有コストの大部分を占めますが、アトラスコプコのVSD+コンプレッサは、定速モデルと比較して、平均50%のエネルギーコスト削減を実現します。さらに、従来の可変速駆動コンプレッサよりもはるかに効率的です。

VSD+コンプレッサに投資する効果は、計算をしてみれば明らかです。

確かに、初期価格は他のコンプレッサよりも高いかもしれませんが、この次世代の可変速駆動コンプレッサはすぐに採算を取ることができ、さらに利益を生み出します。

VSD+コンプレッサの「中身」を見て、競合製品との違いを確認してみましょう。

最も重要なのは、アトラスコプコが効率性の新基準となる、独創的な内部永久磁石（iPM）モータを開発したことです。事実、この自社開発モータはIE5 Super Premium Efficiency標準と同等です。オイル冷却式なので従来の空冷式よりも効率的で、モータが最適な温度で動作し続けるため、コンプレッサの信頼性がさらに向上します。これと同じ理由で、ベアリングもすべてオイル冷却式です。

また、ギアがなくカップリングもないため、ドライブトレインの損失も発生しません。VSD+コンプレッサは消耗したり摩耗したりする部品が少ないため、効率性と信頼性が最適化されます。さらに、アトラスコプコのVSD+コンプレッサ用に自社開発された優れたエレメントも搭載されています。しかし、アトラスコプコのVSD+シリーズの設計は、比類のない効率性と総所有コストの理由の1つに過ぎません。その信頼性と、純正部品を使用することにより、稼働時間が最適化されます。これは、最も効率の高いコンプレッサでも、稼働していないときには、エネルギーを節約できないためです。そのため、VSD+シリーズには堅牢な構造が採用されており、最高46℃の過酷な条件でもコンプレッサを確実に動作させることができます（コンプレッサの効率性を可能にするインバータの電動式キュービクルは、最高55℃の温度にも耐えられます）。このシリーズのドライブトレインはIP66定格で、コンプレッサをほこりや湿気から完全に保護します。定期メンテナンスのダウンタイムを短縮するために、すべての保守部品を簡単に操作できます。さらに、アトラスコプコは、先進のAirlogic2Tタッチスクリーンコントローラを全シリーズに搭載しています。これにより、VSD+コンプレッサの作業者は、機械の性能、効率性、信頼性をさらに最適化することができます。SMARTLINKリモート監視システムと組み合わせることで、これらのコンプレッサをどこからでも実行できます。ただし、VSD+シリーズは、生成するエネルギーを節約することで直接企業に収益をもたらすだけでなく、環境に配慮した生産を行えます。排出ガス基準の厳格化が進み、炭素税を検討している国が増えているため、新しいアトラスコプココンプレッサの価値がさらに高まり、環境に優しい生産が実現できます。