コンプレッサ室が必要かどうかの判断
31 5月, 2022
コンプレッサシステムの設置は以前よりも簡単になりました。それでも留意すべき点がいくつかあります。最も重要なのは、コンプレッサをどこに設置するかと、部屋の中でコンプレッサの周囲をどのような配置にするかです。こちらで詳細をご覧ください。
周囲の条件がデータシートの記載内容と異なる場所に設置するコンプレッサを適切に選択するには、次の要素を考慮する必要があります。
これらの要素は、主に以下に影響します。 - 最大運転圧力 - 容量 - 電力消費量 - 冷却要件 最も重要な要素は、海抜高度による入口圧力の変化です。平均海面で圧力比8.0のコンプレッサは、海抜3,000メートルで圧力比11.1です(用途の運転圧力が変化しないと想定)。これは効率性に影響するため、電力要件に影響します。変化の程度は、コンプレッサのタイプと設計に左右されます。周囲の温度、湿度、クーラント温度すべてが作用し、1段圧縮また多段圧縮のコンプレッサ、ターボ式コンプレッサ、容積式コンプレッサのいずれであるかに応じて、コンプレッサ性能に様々に影響します。
周囲圧力が下がると、温度が上昇して湿度が下がり、燃焼に使用される空気中の酸素含有量が低下し、結果的に内燃(IC)エンジンから抽出可能な動力が減少します。軸動力がどの程度供給不能になるかは、下の表のようにエンジンのタイプとそのブリーズ方法によって異なります(通常はノンターボ式またはターボチャージャー付き)。温度が30℃未満のときは、湿度はあまり影響しません(1,000 m当たり供給停止<1%)。 エンジンの動力は、コンプレッサに必要な軸動力よりも急速に低下します。これは、コンプレッサとエンジンの組み合わせごとに作業時最大高度が存在することを意味します。作業時最大高度は、平均海面でコンプレッサを使用した場合のエンジンのパワーマージンを使い切る高さです。通常、当該コンプレッサ、エンジン、空気消費装置に適用されるデータの計算と記載は、サプライヤに委託する必要があります。設置担当者は不明な点や質問がある場合、必ず装置のメーカーにお問い合わせください。
以下でコンプレッサ設備の寸法決定について、様々な点をご確認ください。
31 5月, 2022
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